「The other」と「Another」を使い分けできるように分かりやすく解説！！

「英語には使うのはどっちかな？」
「どう違うのかな？」

ってことたくさんありますよね。
今回紹介する「The other」「Another」もそのうちの１つだと思います。

Do you have the other bag?
Do you have another bag?

今回の解説を見てもらったら今度からばっちり使い分けができる様になりますので、最後まで読んでいってください。
「Other」「Others」「The others」の違いも解説しています。

日本語訳で使い分けが難しい単語も紹介している別の記事もあるので、使い分けできない方は必見です。
分かりやすく説明して、例文も載せてるので、使い方も分かると思います。

「The other」と「another」 の意味

まず、２つの意味を確認しておきましょう。

The other

意味：他の、別の、残りの１つの

「The other」は２つものがある中で、特定されているものを指します。

例えば、あなたの２つバッグがあります。
１つのバッグを見せて説明するときは、

This is my bag.（これは私のバッグです）

そして、もう一つ見せて説明するときに、

This is the other bag.（これは私の別のバッグです）

と特定されていることが分かります。
そもそも「The」にはどこのことを話しているかお互いが共通理解しているという前提のもとで話すことができます。

Another

意味：もう１つの、もう一人の

「Another」はたくさんものがある中で特定されていない１つを指します。

例えば、コンビニにて、店員さんにもう一つバッグをもらいたいとき、

Could you give me another bag?
（もう一つのバッグをもらえますか？）

というように、どのバッグか決まっておらず、たくさんバッグがある中のランダムな１つという意味がでてきます。

単語のスペル

自分も「Other」「Another」の違いが分からなかったとき、次のスペルの法則を知ったときに一瞬で腑に落ちました。
その法則とは、

An + Other　 　Another

実は、「Another」は「an」 「other」がくっついたものだったのです。
今まで、「Another」を一つの単語として見れてなかった自分は、目から鱗でした。
（こんなん知ってたよって人、すみません）

「an」は「１つの」って意味で不特定なものでしたよね？
「Other」は「他の」という意味なので、「もう一つの」という意味になります。

「a/an」「the」について自信がない人は下の画像をクリック！

「Other」「Others」「The others」

「The other」「Another」の他にも、「other」「others」「the others」もあります。
それも解説していきますね。

Other

意味：他の、別の（複数形限定）

「他の」「別の」の意味を持つ「other」はこの単語だけでは使うことができず、「other」のあとは必ず複数形の名詞がきます。「other bag」とはなることができないので注意しましょう。
2つか３つか分かりませんが、「特定されているそれ以外のもの」と覚えておきましょう。

○ other bags
× other bag

Other people were late to come.
（他の人たちは遅れて来た）

This bag is cheap, but other bags are expensive.
（このバッグは安いけど、他のバッグは高いよ）

Others

意味：（複数あるうちの）他の複数のもの

「The」がついていないので特定のものにはならず、話している特定以外の複数のことを指します。
「Others」は代名詞になるので、後ろには名詞を付け加えることができません。

○ others = other bags　（複数形）
× others bag　　　　　（単数形）

I want to take care of these people. I don’t care about others.
（この人たちを世話したい。他の人たちは気にしない）

I want to buy this bag but not others.
（他のはいらないけど、このバッグが買いたい）

The others

意味：残ったもの全て

「The others」は最初の説明にあった「The other」の複数形です。

「The other」は２つある特定されたものと別のものでしたね。
「The others」は３つ以上あって、特定されているもの以外のものです。

There are 3 cats. one is white, the others are brown.
（３匹のネコがいて、１匹は白色、残りのネコは茶色です）

I have 5 bags; one is high-brand, but the others are not.
（5つのバッグを持っていて、一つはブランド物、他のバッグはブランド物ではないよ）

言葉では難しいので、下のイラスト見てください。

特定のものがあります。それ以外のものが「The others」となると言うことですね。

まとめ

今回は「The other」「Another」とまとめてみました。
「Other」「Others」「The others」も入ってきたので、混乱してしまった方もいるかもしれません。
下の図でもう一度頭の整理をしてみてください。

これらは意味が分かっていてもとっさに言おうとすると混乱するかもしれません。
でも、普段から意識して、「あ、この場合はanotherだな」と考えておくととっさのときでも言えるようになります。
ぜひ、言い慣れて使い分けらるようにしておきましょう。