「A / An、The」について、ぶっちゃけます!!
英語でよく話題に上がる「a / an、the」(冠詞)はややこしいですよね。
英会話レッスンを受けてくれている生徒さん達からもよく質問を受けます。
でもコレ、最初にぶっちゃけちゃいます!
日本人が気にするほど、ネイティヴスピーカーは「a / an、the」は、そこまで重要視していません。
「a / an、the」がなくても大体通じてしまいます。
なので、話すときは間違えてもいいので、ドンドン話してください!
ですが!!
「別に冠詞をつけなくてもいい」とか「冠詞は関係ない」と言っている訳ではありませんよ?
やはり正確に話せた方がいいし、あったほうが断然伝わりやすいし、誤解が生じにくくなります。
しかも、テストとかではきちんと理解しておかないと減点されるので、今回でしっかりマスターしておきましょう。
「a」 と 「the」 はどのように使い分けるの?
まず「a」と「the」の違いは、主に
「その物を共通認識できるか」
です。
「a」は「共通認識できていない」、「the」は「共通認識できる」です。
例えば、次のカエルとウサギの会話を見てください。
カエルとウサギはルームメイトと考えてください。

A light bulb was dead.
(電球切れたよ)



Where is a dead light bulb at?
(どこの電球が切れたねん?)



The light bulb in the living room.
(リビングルームのだよ)



Oh, the light bulb in the living room.
(あー、リビングルのあの電球ね)
カエルがウサギに切れた電球の話をしますが、初めはウサギはどの電球か分かりません。
しかし、カエルがリビングルームの電球が切れたと話したら、ウサギは「あー、リビングルームのあの電球ね」と分かります。
ここで「共通認識ができたのか」がポイントになります。
ここではカエルとウサギがどの電球について話しているか共通認識できていますね。
さらに「a / an、the」について詳しく見ていきましょう。
「a」の解説


可算名詞
「a」は数えられる名詞につきます。
可算名詞といいます。
意味としては、「1」を表す単語で、1人や一個、1本などを表すときに名詞の前につきます。
- a boy(1人の少年)
- a cat(1匹のネコ)
- a pen(1本のペン)
I have a cat and a dog in my house.
(1匹の犬とネコを飼ってるよ)
一人の男の子、一匹の猫などを表します。
単数形とも言われています。
不可算名詞
数えられないもの(不可算名詞)には、ある単語を付け加えれば不可算名詞の数を表すことができます。
- a cup of coffee(1杯のコーヒー)
- a slice of bread(一切れのパン)
- a piece of advice(1つのアドバイス)
My friend gave me a piece of advice about relationships.
(友達が恋愛のアドバイスくれたよ)
と不可算名詞の前に単語をくっつけると「a」が使えます。
「an」の解説


「an」を使うときは、「a」と基本的に同じですが、名詞の最初の文字が母音(a, i, u, e, o)のときに使います。
例えば、
- an alien (一人の宇宙人)
- an immigrant (一人の移民)
- an elite (一人のエリート)
- an uncle (一人のおじさん)
- an orange (一つのオレンジ)
単語の中には、母音から始まらないけどその音は読まず、その2番目に母音が来たときも「an」を使います。
例えば、
- an hour (1時間)
- an honest guy (一人の正直者)
などは母音以外の単語でも「an」を使います。
例外があり、頭の文字が「U」や「E」の単語で、発音が「Y」で始まる単語は「an」にはなりません
・a European trip (yr uh-pee-uhn)
・a university (yoo-nuh-vur-suh-tee)
「the」の解説


「the」は、共通認識ができているものにつけると最初に紹介しました。
それを踏まえて、次の名詞に付けることができます。
- 会話の中ですでに話されているもの
- 常識的に世界に1つしかないもの
例えば、太陽や月などは1つしかありません。
どの太陽? などにはならないですよね。
なので、誰が話しても共通認識として会話は進んでいきますね。
「the」の場合は不可算名詞でも使うことができます。
・the information
・the furniture
「the」が付くときと付かない場合がある?
次の場合、どのような違いがあるか分かりますか?
□ I go to school.
△ I go to the school.
□の文章は、「私は登校する」という文章になります。
「登校する=go to school」と勉強するために行くという意味合いがあります。
△の文章は、「私は学校へ行く」という文章になります。
「何か用事があって学校に行く」という意味合いがあるため、「the」をつけるのです。
「the」がつかない場合は次のような文章でも見かけます。
・I go to church. (教会にお祈りしに行く)
・I go to the church. (教会に行く)←「お祈り」以外の目的があり教会に行く。
・go to work (仕事に行く)
・go to bed (寝る)
・go to hospital (病院へ行く)←診察してもらいに行く
「a / an、the」さえもつかない無冠詞
冠詞はただでさえややこしいのに、冠詞がつかないものがあるの!?
「意味が分からん!」
安心してください!
分かりやすく説明しますね。
「a / an、the」付けることができないのは次の3つの場合です。
- 人の名前、国や町の名前
- 曜日や月、休日などを表すもの
- 固有名詞化したもの
人の名前や国、町の名前
Mike went to Paris in France.
(マイクはフランスのパリへ行った。)
Ryota used to live in Los Angeles.
(Ryotaはロサンゼルスに住んでたことあるよ。)
※The United States of AmericaやThe United Kingdom of Englandなどは州の集まりであって、
国名には含まれないため、この場合は「the」がつきます。
曜日や月、休日
He is a day off on Monday.
(彼は月曜日が休みです。)
My favorite month is September.
(9月が一番好きだなぁ。)
Kids look forward to Christmas.
(子どもたちはクリスマスを楽しみに待っている。)
固有名詞化したもの
Apple announced a new Macbook.
(アップル社は新しいマックブックの発表した。)
God bless you. (神の祝福あれ)
まとめ
今回は「a / an、the」の使い分けについて紹介しました。
最初にも言いましたが、ネイティヴは冠詞が抜けていてもそこまで気にしていません。
もし、相手が分からなかったら聞き返してくれます。
そして、「あ、aが抜けていたわ」と間違いに気付いたら言い直したらいいのです。
それよりも「a / an、the」について深く考えすぎて会話が止まったり間違えを心配して消極的になったりすることがもったいないです。
なので、たくさん話して「a / an、the」に慣れてしまいましょう。
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