英語】助動詞「shall・should・should have」を分かりやすく解説

助動詞の「shall・should・should have」はよく使われる表現の一つです。
特に「should」は聞かない日はないぐらい使います。
みなさんは「should」は「〜すべきだ」と習ったと思いますが、それだけではありません

それぞれの助動詞にはいくつもの意味があるのでそれを知らないとリスニングで勘違いしてしまったり、表現の幅が狭くなってしまったりしてしまいます。
いろんな使い方や場面で使われるので、しっかりと理解して使いこなせるようになりましょう。

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shall

「shall」にはたくさんの意味があります。
ただし、アメリカ英語では「shall」はほとんど使わないです。
アメリカで12年住んでいても実際に聞いた記憶がないです。
イギリス英語では今でも使うみたいですね。フォーマルな場面で使われます。

  • 〜しましょうか(提案)
  • 〜するつもりだ(意思)
  • 〜しましょう(約束)

〜しましょうか?(提案)

これが一番聞いたことある意味じゃないでしょうかね?
かなり前の映画ですが、「Shall we dance?」という邦画があって意味を覚えていました。(映画は見たことないですが)
提案するときや勧誘するときに言えます。

Shall we go for a walk in the park?
(公園に歩きにいきましょうか?)

Shall I call you later to confirm the plans?
(計画が決まったら電話しましょうか?)

Shall we go shopping for groceries together?
(一緒に買い出しに行きましょうか?)

Shall we not go for a walk in the park today?
(今日は公園に散歩に行かないでしょうか?)

Shall we dance?
(踊らないかい?)

I feel shy.
(恥ずかしいよ)

「shall」はアメリカ英語では使わないと紹介しました。
「じゃーアメリカ英語ではどういう風に言ったらいいねん」
ってなりますよね?
アメリカ英語では、「Do you want me to 〜」ということができます。

Shall I make some coffee?
Do you want me to make some coffee?

〜するつもりだ(意思)

未来のことや可能性を表すときに使われることがあります。
しかし、これもアメリカでは「will」という未来のことを言うときに使うことがほとんどなので、自分は使いません。

We shall overcome this challenge.
(我々はこの課題に打ち勝つだろう)

I believe we shall meet again someday.
(いつかまた会うと信じています)

Shall you be attending the conference next week?
(来週の会議に参加しますか?)

If you don’t study, you shall not succeed in your exams.
(勉強しなければ、試験に合格しない)

Shall we change the schedule due to the weather forecast?
(天気予報によって予定変える?)

Yeah, if it rains, we can’t go fishing.
(そうだね、雨降ったら釣りに行けないし)

〜しましょう(約束)

誰かと約束したりしなければならないときに使われることもあります。

We shall meet at the restaurant at 7 PM.
(私たちは7時にレストランで会いましょう)

You shall have the report on your desk by Friday morning without fail.
(金曜日の朝までに、レポートはあなたの机の上に置かれます)

We shall meet at the cafe tomorrow afternoon for our discussion.
(明日の午後、私たちはカフェで私たちの議論のために会います)

He shall share the information in the meeting tomorrow.
(彼は明日の会議でその情報をシェアします)

We shall pick our friend up at the airport.
(空港に友達を迎えに行きましょう)

Yes, we shall.
(よし、行こう)

Should

冒頭でも言ったように「should」はめっちゃ使います!!!
アメリカ生活の会話の中で何回出てきたか数え切れません。

実は、「should」は「shall」の過去形だと知っていましたか?
でも、過去形でも現在のことで使われるのがこの「should」なんです。
使い方を覚えてたくさん使ってください。

  • 〜した方がいい(助言)
  • 〜するはずだ(推量)
  • 万が一〜ならば(仮定:if節)

〜した方がいい(助言)

何かを提案したり何かを勧めたりするときに使うことができます。
みなさんは「〜すべき」と習ったかもしれません。
しかし、この訳し方はキツく聞こててしまうので個人的には好きじゃないです。
自分は訳すときは「〜した方がいい」と軽い言い方で訳します。

We should call the restaurant to make a reservation.
(レストランに電話して予約とった方がいいね)

He should get some rest because he looks exhausted.
(彼はメッチャ疲れてるみたいだから休んだ方がいい)

Should I go to the doctor?
(医者にいった方がいい?)

She shouldn’t speak so loudly in the library.
(彼女は図書館では大きな声で話さない方がいいね)

You should exercise every day.
(毎日運動した方がいいよ)

Yeah, I know. I should.
(うん、知ってる。すべきだよね)

〜はずだ(推量・可能性)

70%ぐらいの確信度で話を進めることができます。
100%でもないし、50%でもないし、結構確信度が高いときに使えるので、かなり便利です。
大阪弁の「知らんけど」と付けなくてもいいぐらいの確信度ですかね(笑)

I should be home by 9 pm.
(9時までには家にいるはずだ)

She should sing songs well.
(彼女は上手に歌えるはずだ)

Should it happen?
(それは起こりうるはず?)

This medicine should not work for me.
(この薬は俺には効かないはずだ)

He should be home now.
(彼は家にいるはずだよね)

Let’s call him and ask him to hang out!!
(電話かけてみて出かけられるか聞いてみよう)

万が一〜ならば(仮定:if節)

「if」を使うことによって、みなさんが思っている「should」と違う意味になります。
ただ、この「should」の使われ方も普段ではあまり聞いたことがありません。
使われても「if」が入っているので、「should」はそこまで気にせず訳せると思います。

If you should need any assistance, feel free to ask.
(もし何かお手伝いが必要であれば、遠慮なくお尋ねください)

If I should be late, you guys start the party without me.
(万が一俺が遅れたら、パーティー先に始めておいて)

If they should come here, let me know.
(万が一彼らが来たら教えて)

If I should get drunk, can you take me home?
(万が一俺が酔ったら家に連れて帰ってくれる?)

Don’t drink that much LOL
(そんな飲むなよ笑)

Should have + 過去分詞

「should」は「shall」の過去形と言いましたが、実際は現在形で使われ、過去形としては使われませんでしたね?
そこで「shoud have + 過去分詞」を使うことにより、過去のことを話すことができます。

「shoud have + 過去分詞」もかなり使うことがあります。
この表現は使える場面や状況がかなり多いので、自分はメッチャ使います。
過去分詞を使うので難しいですが、必ず使えるようにしておきましょう。

  • 〜した方がよかった(後悔)
  • 〜だったはずだ(推量)

〜した方がよかった(後悔)

「今考えたらした方がよかったな」と思うこと、日常生活でありますよね。
「しなかったこと」への後悔って人生の中でたくさんしちゃいますよね。
なので英語でも言えるようにしておきましょう。

I should have studied harder for the exam.
(テストのために勉強を一生懸命にしておけばよかった)

We should have left earlier to avoid the traffic.
(渋滞を避けるために早く出るべきだったね)

You should have bought an umbrella.
(傘を持ってくるべきだったね)

Should I have called ahead to make a reservation at the restaurant.?
(レストランに予約の電話しておくべきだったかな?)

You should not have skipped breakfast.
(朝ごはん抜かなかったほうがよかったね )

I should have worn sunscreen.
(日焼け止めを塗っておいた方がよかったな)

See? I told you!! Now you are the red frog LOL
(でしょ? 言ったじゃん! アカガエルだな笑)

〜だったはずだ(推量)

これも「should」で紹介した確信の過去形ですね。
本当は起こってないけど、今考えると起こってたはずだったことですね。
例えば、「今日は雨が降るはずだった」だと、今日は降ると確信していたけど、結局は降らなかったということですね。

He should have been home by 8 pm.
(彼は8時に家にいるはずだった)

The package should have been delivered yesterday.
(その荷物は昨日届いているはずだった)

They should have received our invitation to the wedding by now.
(彼らは今までには結婚式の招待状が届いたはずだった)

Should the movie have started by 8 o’clock?
(その映画は8時に始まってたはずだっけ?)

The children should have not had their dinner late.
( 子どもたちは遅くに夕食を食べてなかったはずだ)

The key should have been here, but I couldn’t find it.
(鍵がここにあったはずなんだけど、見つからなかった)

I always tell you that you should put it on this table.
(いつもこのテーブルに置いておいた方がいいよって言ってんじゃん)

「should not have」も省略できます。
「shouldn’t’ve」(シュドゥントゥヴ)、あまりカタカナで発音を表したくないのですが、あえてカタカナで言うならこう発音します。
最初は言いづらいかも知れませんが、省略する方が言いやすいし、楽に過去分詞を言えるので、省略形の発音をする方をおすすめします。

I shouldn’t’ve eaten too much yesterday.

ちなみに、「should have」で使う過去分詞形について、は違うブログ記事にて紹介していますので、見てみてください。
日常生活でよく使われる単語と一緒に紹介しています。

まとめ

今回は助動詞の「shall・should・should have」についてまとめてみました。

【shall】

  • 〜しましょうか(提案)
  • 〜するつもりだ(意思)
  • 〜しましょう(約束)

【should】

  • 〜した方がいい(助言)
  • 〜はずだ(推量・可能性)
  • 万が一〜ならば(仮定:if節)

【should have】

  • 〜した方がよかったのに(後悔)
  • 〜だったはずだった()

「shall」はアメリカでは今ではあまり使われないのが現状です。
一方、「should」「should have」はかなり使うので絶対に覚えておいてください。

そして、それぞれの単語は場面や状況によって使い分けられなければならないので、発声して練習するときはそのときの場面や状況を考えながら練習してみましょう。


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