「品詞」と聞けば「よく分からない」とか「難しいから無理」とか身構えてしまう人が多いかもしれません。
自分も「品詞」と聞けば一目散に逃げていた一人でした。
しかし、ある日「品詞」が手に取るように分かるようになって英語力が爆発的に伸びたのを覚えています。
自分の経験談としては、特に副詞と形容詞について理解を深めるとさらに英語を話せるようになったと感じました。
と言っても、自分が品詞が分かるようになったのは英語がだいぶ話せるようになってからです。
なので、品詞が分からなくても一応、英語は話せます!
ただし、品詞について英語を理解して話す上では大切なものです。
品詞についてめっちゃ分かりやすく説明するので、品詞から逃げないで読んでみて下さい。
品詞が分かると驚くほど英語力が伸びるので騙されたと思って読んでみて下さい。
もし、読んでみて分からなかったら、ある程度英語が話せるようになってから舞い戻ってきて読んでみて下さい。
最後には、英文の中でどのように品詞が並んでいるか紹介しているので、最後まで読んでみて下さい。
品詞とは何か
品詞とは、言葉の種類です。
品詞の種類は名詞、動詞、形容詞、副詞、助動詞、前置詞、代名詞、冠詞、接続詞、間投詞の10種類あります。
「10種類もあるの?」
と思ってしまうかもしれませんが、とりあえず6つの品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞、助動詞、前置詞)を覚えておけばある程度の簡単な英語を話せるようになります。
今回はこの6つを中心に紹介していきます。
名詞
名詞は一番分かりやすいです!
人や物の名前になります。
【名詞の一例】
名詞 | 意味 |
---|---|
table | 机 |
moeny | お金 |
coffee | コーヒー |
air | 空気 |
Mt.Fuji | 富士山 |
Ryota | リョウタ |
英語では、この名詞が文の一番最初に来たり途中にくることが多いです。
例えば、
Ryota speaks English.
(Ryotaは英語を話す)
This toy is cute.
(このおもちゃはかわいい)
Mt.Fuji is the heighest mountain in Japan.
(富士山は日本で一番高い山だよ)
上の文の中では、「Ryota」、「English(英語)」、「toy(おもちゃ)」、「Mt.Fuji(富士山)」、「mountain(山)」、「Japan(日本)」が名詞になります。
これは混乱なく分かってもらえたと思います。
よく使われる「I」(私は)とか「you」(あなたは)とか「this」(これ)とかは代名詞と呼ばれるものになるため、完全なる名詞にはなりません。簡単に言えば、名詞の親戚のようなものです。難しくいえば名詞に代わる品詞です。「コレ」とか「彼」とかですね。
しかーし!!
ここから少しだけややこしくなります。
英語は冠詞(かんし)というものがあります。
それは何かというと
An apple(1つのりんご)
A chair(1つの椅子)
the sun(太陽)
という、名詞の前に付いてくるものがあるんですね。
なぜややこしいかというと、冠詞は日本語にはないものなのです。
冠詞については別の記事で紹介しています。そちらを見てみて下さい。
品詞に集中したい人は見なくてもいいです。
動詞
動詞は2種類あります。
・一般動詞(動作を表すもの)
・be動詞(どんな人・物、人・物の状態を表すもの)
の2種類です。
英語では、一般動詞もbe動詞も名詞の次に来ることが多いです。
【一般動詞】
一般動詞 | 意味 |
---|---|
walk | 歩く |
speak | 話す |
wake up | 起きる |
eat | 食べる |
run | 走る |
wear | 着る |
I speak English.
You cook.
(あなたは料理をする)
【Be動詞】
be動詞の場合は、主語(文の中のメインの人やもの)によってbe動詞の種類が違います。
主語の種類 | be動詞 |
---|---|
I | am / was(am, isの過去形) |
you | are / were(areの過去形) |
they | are / were |
he / she / it / 固有名詞 | is / was |
I am a boy.
(僕は少年だ)
You are beautiful.
(あなたは美しい)
They are Japanese.
(彼らは日本人だ)
He is handsome.
(彼はハンサムだ)
She was hungry.
(彼女は腹ペコ)
it is hot today.
(今日は暑い)
Tokyo is a big city.
(東京は大きな町)
動詞は結構大変な品詞になります。
be動詞は数が少ないので覚えきれます。
じゃー何が大変かというと、一般動詞には過去形や過去分詞というものがあって、過去のことでは動詞の形が変わってくるんですよ。
でも、今回は品詞に集中したいので過去形などは下のリンクで勉強してみて下さい。
形容詞
形容詞は様子を表す品詞になります。
【形容詞の一例】
形容詞 | 意味 |
---|---|
cute | 可愛い |
handsome | かっこいい |
beautiful | 綺麗 |
tall | 背が高い |
short | 背が低い |
kind | 優しい |
scary | 怖い |
busy | 忙しい |
などが形容詞になります。
この形容詞は2つの使われ方があります。
一つは形容詞単体で使われる場合です。
例えば、
She is tall.
Flowers are beautiful.
というような感じで単体で使われます。
もう一つは名詞にくっつく場合です。
例えば、
The tall
(その背の高い女の子は可愛い)
I got beautiful flowers.
(キレイな花をもらった)
これは上の文では形容詞のtall(背の高い)が 名詞のgirl(女の子)にくっついて、tall girl(背の高い女の子)になります。
下の文では、形容詞のbeautiful(美しい)が名詞のflowers(花)にくっついて、beautiful flowers(美しい花)になります。
このように、形容詞には2つの使い方はあって、様子を表すのには必要不可欠です。
副詞
副詞は文にあったらもっと詳細が分かる品詞です。
また、副詞によって意味が変わってくるという重要なものでもあります。
【副詞の一例】
副詞 | 意味 |
---|---|
early | 早く |
slowly | 遅く |
sometimes | ときどき |
fortunately | 幸運にも |
absolutely | 絶対に |
例えば、
I always have breakfast.
(いつも朝ごはんを食べる)
I sometimes have breakfast.
(ときどき朝ごはんを食べる)
I hardly have breakfast.
(ほとんど朝ごはんを食べない)
I never have breakfast.
(朝ごはんを食べない)
副詞は、置く場所はそこまで厳密に決められていません。
最初に来ることもあれば、文中に来ることもあるし、最後に来ることもあります。
ましてや、副詞だけで返事をすることができるので、理解していると効果的に話すことができます。
副詞についても詳しく別のブログ記事にて紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
助動詞
助動詞は動詞を助ける品詞ですね。
この助動詞を使えば英語を話せる表現が増えます。
例えば、
【助動詞の一例】
助動詞 | 意味 |
---|---|
can | できる |
could | できた |
will | 〜でしょう |
would | willの過去形 |
may | かもしれない |
might | mayの過去形 |
shall | 〜します |
should | 〜した方がいい |
have to | しなければならない |
used to | (過去に)〜していた |
英語では、助動詞は名詞の次、動詞の前におきます。
I cook.
(料理する)
I can cook.
(私は料理ができる)
She is late.
(彼女は遅れる)
She might be late.
(彼女は遅れるかもしれない)
助動詞はそこまで数が多くないので、しっかりと覚えれば使いこなせます。
前置詞
前置詞は時間や場所、方角などの名詞・代名詞意味を補足します。
と言っても分かりにくいですよね?
前置詞は、「in」とか「for」とかのことです。
補足とか「意味分からんねん」と自分でもツッコミたくなりそうですが、
要するに、「in」とか「for」をつけて文章を詳しく伝えられるようにするということです。
【前置詞の一例】
前置詞 | 意味 |
---|---|
in | 中に、中で |
on | 〜に接して |
at | その地点に |
off | 離れて |
with | 一緒に |
for | 〜に向かって、〜のために |
英語では、前置詞は名詞の前などにおきます。
例えば、
I arrived in Los Angeles.
(ロサンゼルスに着いた)
I gave a present to him.
(彼にプレゼントをあげた)
He went to the theme park with her.
(彼は遊園地に彼女と行った)
前置詞がないと、意味が分からなくなったりします。
例えば、上の例題で「to」「with」を抜いてみると、
I went the theme park her.
となってしまい、理解することが難しくなってしまいます。
前置詞「to」は「〜へ向かう」「〜へ達する」という意味が含まれていて、
前置詞「with」は「〜と一緒に」「〜身につけて」と意味が含まれています。
それがなくなってしまうと分かりづらくなりますね。
しかし、なくてはならない前置詞はそのややこしさから英語学習者を悩ますものです。
しっかりと使いこなさないと相手に勘違いさせてしまったり変な英語になってしまったります。
日本語で言えば、例えば、「私は駅の方は行きたいです。」と聞いたらなんとなく意味は分かるけど、変な日本語ですよね。
それと一緒で、間違えた前置詞で話してしまうと聞き取りづらくなったりすることもあります。
英文の中の品詞
ここまで読んでもらったら品詞について少しは理解してもらえたかと思います。
その理解を踏まえて、英文を見ていきたいと思います。
その英文を見て品詞がどのように使われているか、どのように並んでいるか見てみて下さい。
品詞の確認を開ける前に、それぞれの英文を見て、「これか名詞で、これが形容詞でどの名詞にかかってて」という感じで自分で品詞の予想をしてみて下さい。
I usually have breakfast at home with my family.
(普段、朝ごはんを家族と家で食べる)
品詞の確認
The small girl picked up a cute stray cat on the street and she brought it to her home.
(その小さい女の子は道端に捨てられた猫を拾って家に持ち帰った)
品詞の確認
Ryota played tennis with his close friends in Osaka after they had lunch at a good Japanese restaurant last weekend.
(リョウタは先週末に仲のいい友達といい日本食レストランでランチした後、大阪でテニスをした)
品詞の確認
まとめ
今回は品詞についてまとめてみました。
品詞は必ずしも覚えないといけないものではなく、覚えていないと話せないこともありません。
しかし、品詞を覚えておくと英語をより深く理解でき、文法にも活かすことができ、さらに単語を覚える際にも自由自在に使うことができるようになる利点があります。
この際に、品詞をもっと詳しく勉強して、英会話に役立てるものありだと思います。
そして、役立てるために、オンライン英会話をおすすめします。
せっかく品詞について勉強するのだったら話せる環境を作っておいた方がいいからです。
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