それって本当?
Ryota × Englishを書いているRyotaです。
昔、本屋で、「英語は中学生レベルで話せる」という類の本を見た記憶があります。
当時、英語が話せなかった自分は、「そんなバカな話があるかいな」と見向きもしませんでした。
「そんなんで話せたらみんな話せてるし、英語ってもっと難しいねん」と。
しかし、将来自分が中学校英語レベルで話せることを実感する日が来ようとは。。。
そうなんです!!
日常英会話は中学校で習う英語の文法が多く使われ、それで十分に話せてしまうんです。
アメリカに12年いましたが、
「お、まともなコミュニケーションができるようになってきたんじゃね?」
と思ったのが渡米して3ヶ月。簡単な文法しか使っていないことに気がつきました。
しかも、その簡単な文法は中学校でも習う英語でした。
中学校で習うレベルでも十分に話せることを紹介したいと思います。
中学校レベルの英語
今や、小学校から習う英語。
20代、30代以降のみなさんは中学の頃、英語の授業は好きでしたか?
みなさんが中学校の時に勉強した英語を覚えていますか?
英語の教科書の最初のページには
Hello. How are you?
I am fine, thank you, and you?
などの謳い文句のような表現から習ったのを覚えていますか?
そんな文章は普段は使いません。(じゃー何で教えんねんって感じですが)
そして、日本の英語の授業といえば、単語テストで友達と競い合ったり、アクセントはどこにあるのか考えたり、関係代名詞がややこしくて諦めたり、現在完了や過去完了で頭がパンクしたり・・・
近年の中学では、小学校英語から勉強してきたことを踏まえて、文法に力を入れていきます。
しかし、やはり「英語を話すための授業」ではないような気がします。
自分にとっては中学の英語の授業は嫌いではないですが、面白くない授業の1つでした。
訳わからん文法とか発音を意識して英語を読むと周りの目が気になったり。
やらされ感満載の頃だったので、話すも何もなかったですね。
中学生英語で学ぶ内容
中学校で学ぶカリキュラムは次の通りです。
中学1年 | 中学2年 | 中学3年 |
---|---|---|
Be動詞 | 未来 | 原形不定詞 |
一般動詞 | 動名詞 | 間接疑問 |
疑問文、不定文 | 不定詞 | 関係代名詞 |
疑問詞 | 助動詞 | 仮定法 |
三人称単数形現在 | 比較 | 形容詞 |
現在進行形 | There is | 副詞 |
Can | 接続詞 | |
一般動詞の過去 | 受け身 | |
名詞の複数形 | 現在完了 | |
代名詞 | 現在完了進行形 | |
Be動詞過去 | ||
過去進行形 |
Be動詞、canなどの助動詞、未来形、疑問文など日常生活で使う基礎を習うようになっています。
それぞれ見てみると、本当に日常生活で使うことばかりなので、イントロで紹介した本のタイトル「中学校英語だけで話せる英語」は本当なのです。
なぜ中学英語を学んでも話せないのか?
答えは簡単です。主に2つ考えられます。
アウトプットが異常に足りない
インプットはできているのに、アウトプットが全然足りないことです。
英語の授業で、先生が
「リピートアフターミー」
と言って生徒に教科書を読ませます。
そんなんで生きた英語を会話に入れて話せるはずありません。
しかし、先生は決まったカリキュラムで教えないといけない、最低限の教える項目があるため、アウトプットにまで時間が割けないのが実情です。
あとは、日本の学校で勉強する英語は、ほとんどテストのための英語だからです。高校入試や大学入試のために勉強をします。
長文読解したり、アクセントはどこに置くのか考えたりと、話すための英語を勉強している訳ではありません。
英語を話す必要がない
日本は日常を送るにあたって日本語だけで事足りるので、英語を話したり勉強したりする必要性がありません。
中学、高校、大学では、授業として英語を学ぶ機会があります。
しかし、卒業後は自ら英語を勉強していかなければなりません。
大人になって、会社で英語が必要だから、海外留学するから、海外の友達を作りたいからという、「実践的な英語」を習おうと思ってから初めて本気で英語を話そうという姿勢ができるのです。
その頃になると、中学校で勉強した英語を微かに思い出して、「こんな勉強もしたなぁ」と思い出に浸ることになりますが、それは話す用の英語ではなく、テスト用の勉強なので、一からのスタートになる人が多いです。
中学校英語を復習してみる
英語が苦手だけど、話したいという方は、中学英語の文法をを復習するのをおすすめします。
前述しましたが、中学英語は基本中の基本を習います。
個人的に思うことは、基本を知らない人は英語の飲み込みや上達が遅い気がします。
では、中学校で学習する英語の中で、特に学習した方がいいものを紹介します。
- Be動詞
- 一般動詞(過去形も含む)
- 疑問詞
- 助動詞
- 時制(現在、過去、未来、現在進行形、過去進行形、現在完了形、現在完了進行形)
- 関係代名詞
もしかしたら、中学校当時に英語は苦手だったとか分からなかったという方でも、大人になってから英語をした方が「あれ?分かりやすい!」と思われるかもしれません。
それは、やらされる英語学習ではなく、自主的に取り組もうとするので、メンタル面でも分かりやすくなっているかもしれません。
中学校英語を復習したいという方は下の記事を後で参考にしてみてください!!
復習の後に必ずしてほしいこと
もし、中学校英語の文法を復習がある程度終わった、もしくは同時にしてほしいいことが3つあります。
英単語をできるだけたくさん覚える
中学高英語で習う単語は簡単なものが多く、習うのは約1800語程度です。
日常生活で使わられる表現が網羅されていません。
英語圏で日常的に使う英単語は約3000〜4000語、あるいはそれ以上と言われています。
さらに1000語以上!?と聞くと気が遠くなりそうですが、覚える方が絶対にいいです。
とにかく英語を口に出す
せっかく復習してインプットしたのだから、アウトプットをしましょう。
この英語を口に出すということはメッチャ大切なんです。
独り言でもいいんです。間違っていてもいいんです。
これをするのとしないのでは、天と地の差があります。
英語を使って会話をする
実際にネイティヴの人と会話をしてみましょう。
最初は話せなくてもいいんです。
I am learning English.
I just started learning English.
など伝えておくようにすれば相手は気持ちや学んでいる最中だということを汲み取って話してくれます。
英会話やアプリなどを使ってネイティヴと出会い、実際に復習した英語を使ってみてください。
ネイティヴと会う方法は別の記事にして載せます。
まとめ
中学校英語で話せるかどうかを紹介しました。
中学高レベルの英語でも英語を話すことは可能です。
もちろん難しい表現などあった方がいいに越したことはありません。
中学校で学ぶ英語は基礎中の基礎なので、理解しておいた方がいいです。というか、英語を勉強していくのであれば必然と中学校英語を通る登竜門だと言っても過言ではありません。
簡単な英語から始めた方がつまずかないと思いますし。
基礎を知ってから難しい文法や高度な表現を知っていき、たくさんの表現を身につけていくのが近道だと思います。
- どこにいてもレッスンが受けられる
- 継続する意思が強くなる
- 自分の都合のいい時間に受けられる
- 専門性の高い講師やネイティヴの講師によるレッスン
- 自分の目的に合ったコースを選ぶことができる
といったメリットがずらり!!
本気で英語を話したいのであれば無料体験レッスンもあるので、一度受けてみてはいかがでしょうか?